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宵摘草

つらつらと、心のおもむくままに
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無題



 雨が降る中


 いつも近くにいた君を想う


 近すぎて、君に気付かせる事すら出来なかった僕は、



 この雨に花開く、色とりどりの傘を君に重ね



 いまだつぼみの君をいつか、満開の花の一つにしたいと願う。






           君が、



            君だけの色で、




   そして、出来るならば僕の隣で咲く事を。
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無題


会いたいと、今でも思う事がある。


 何故、会わなくなったか、何故、連絡を絶ったか、あなたは


 理解できないでしょう。


 
今ではもう、懐かしくもなんともないと、それだけを自分に言い聞かせて


 いつか、道ばたでふとすれ違う事があったとしても



   微笑むことさえしないまま、何もなかったように



 前だけ向いて歩いていきたい。



こんな私を理解しなくてもいい。



あんなふうに二度と笑えなくても



もう、後悔なんかしない。




淋しいと思うなんて、絶対認めないから。 

無題



自分のために生きるのと、誰かのために生きるのと



  自分で選べるようでいて、それはちっとも選べない。



 確実に、誰かのために生きてるか、



   本当に自分のためだけに生きてるか




 どっちも分からない。自分のために、誰かのために





 自分で思う事、他人が感じる事、違って当たり前。



 でも、他人から哀れまれ、自分で自分を卑下する生き方より




   納得できなくても、何かを感じながら生きていきたい。

無題


 船はゆっくりと動きます。


 あれから、島のそこここに実った小さな実の


 赤い、赤い美しい色が、青い海と白い雲の色にとけ込んで



 風が吹いてくるたびに、次の目的地へと誘います。



    この航海に、多分最初から挑むつもりで、そうやって



  今まで待っていたんでしょう。



 あの、白い花の咲く丘の上から、この緑の草原を見下ろして、


   青い海の波を数え、雨雲を追いかけてゆく鳥たちの翼



 変化に富んだ次の島へ。


     大海原へと、帆をあげて、




 いつか、その物語を紡ぐ時まで。



 

無題



 灼けつくような、胸焦がす想いから

 やっと解き放たれたと思っていたのに。


 ふと思い返せば、そればかりを思い出し、


 抉られるような痺れに頭の中がふらふらと。


 
    焦がれています。今も尚。



      手をのばしても、届かないと



 知っているのに、いつかまた、




   唄うように、ゆるゆると、許されなくても覚えていて



 もう、声をかけないと、もう、声を聞かないと




     誰かに言い聞かせてほしかったのに。
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