無題

　　

　　「終局」


　あの頃、何故　私じゃなきゃ　ダメだったの？

　なのに、何故　私じゃ　　　ダメになったの？







　　　　　　私はあなたに逢うたびに　恋を感じていた

　　　　　　いつしかそれは始まっていた

　　　　　　気付かず過ぎる恋もあるのに

　　　　　　ある日　私は囚われた

無題

　　　心から逢いたいと　思われたい



　いつか、忘れられる日が来ても、それだけを糧に歩いていける。






　　　　　　そして、また逢えたら、笑いかけられる。

杜で

　誰かが呼んでいる


　杜で、手招きして。

　　　
　　　　　　私の暗い心に、そっと呼びかけてくる。


　いつにもまして、力強く、呼び寄せられる竜胆。


　紫の、君の立ち姿に似て。

告白

　　　



　　　　届かない想いです。


　　　儚くて、今にも消えそうです。


　　　いつかまた、出会えるのならばと願わずにはいられません。


　　　あなたと一緒に、このままずっと遠くへ行きたい。


　　　　　　　　　　気がついたのなら、合図して。



　　こんなにも、愛されてるという、告白。

触れる

　ためらいがちに　触れる指先

　　　　熱くて、痛い。


　握りしめていたあの日の記憶が甦る。



　　　　　　君と一番に会いたい。



　こんな風に、してしまったのは、誰。